を語る

Crosstalk
「自信がついた」は、まだまだ青い
頼られる人」になれたら、次の景色が見えてくる。

土木設計、建築設計、そして事業所の設計・工事監理。
それぞれの持ち場で経験値を積み上げた中堅技術職が、自らの成長プロセスを振り返りました。
職種もキャリアも異なる3人の体験談から浮かび上がる共通項をヒントに、「シアテックらしい成長のしかた」を探ります。

C.N

土木部 調査設計二課 主任
2012年入社 工学部卒

T.Y

建築部 設計一課
2016年入社 工学研究科卒

T.K

千葉事業所 主任
2011年入社(キャリア入社)

01
成長の起点となった仕事

成長の起点は「主担当

C.N

入社後10年以上、ずっと道路・橋梁の調査設計を担当しています。その間、いくつか成長のターニングポイントがありましたが、最初の節目は主担当を任されるようになった時期だと思います。入社4年目でした。

T.K

私も最初の主担当案件は入社4年目でしたよ。

T.Y

近いですね。私も、主担当というか大きな案件に初めて主体的に携わったのが入社3年目の終わりごろでした。LNG関連プラント建設工事に関する設計業務で、ガスを圧縮する機械を収納する建屋など、特殊な建築物を中心に約10棟の建築設計に関わりました。

C.N

最初の主担当案件は、県道バイパスの新設工事に係る設計業務でした。主担当ですから、それまでは上司や先輩にお任せだったお客様先での説明も、図面作成を委託している協力会社さんとの交渉も、当然ながらすべて私が中心となって進めていくことに。個別の業務はそれ以前もある程度やってはいましたが、やっぱり主担当となると重みが違いましたね。

T.K

私の場合は、姉ヶ崎地区の赤と白の建物…といえば当社関係者ならピンとくると思いますが、あの厚生施設の工事監理です。主担当も初体験なら、計画から既設建屋の解体、新施設完成までの工事一式を任されたのも初めてでした。設計図100枚規模の案件といえば、分かる人には重みが伝わるでしょう。

T.Y

設計図100枚ということは、施工会社さんが出してくる施工図も100枚。図面200枚分の業務量ですよね。

T.K

業務量の多さもそうですが、この時の先輩(管理技術者)、つまり案件リーダーの人がなかなか厳しい人で、「この修正の意図は何だ?」「経緯は?」と、鋭い突っ込みが常に入る。それに怯まず乗り越えたことが、入社4年目の成長ポイントです(笑)

C.N

わかります。私の場合、主担当を任されたはいいけど、お客様先の要望にテキパキと応え、協力会社さんに納得して動いてもらえるスマートな立ち回りができるようになったのは、もう少し後、入社7年目くらいでしたね。

T.Y

どういう場面でそう思ったのですか?

C.N

上司が定年退職を迎え、これはもう自分でやるしかないと(笑)

T.K

なるほど、腹をくくったわけですね。

02
自信を持てた場面、エピソードなど

自信の深さは、経験の幅に比例する

C.N

入社6~7年目あたりは橋梁の耐震補強設計を初めて任され、いろいろ格闘の末に自分のものにできた時期でした。それまでは点検や補修設計が主体だったので、技術的な幅を広げられたことで、かなり自信に。腹をくくれた背景には、そういうこともあったと思いますね。

T.Y

あー、わかります。任される時期と自信を感じる時期には少しギャップがありますよね。私も、LNG関連プラント案件は間違いなく自分自身の成長にダイレクトにつながる経験ではありましたが、自信めいたものを自覚したのはその2年くらい後、ICT関連化学プラントの設計を担当した時。7階建てと6階建てという大規模な案件でしたが、LNG関連プラント以降の経験の蓄積のおかげで、終始滞ることなく、それこそ自信をもって順調に進めることができました。

T.K

幅の広がりという観点で言うと、私の場合は工事監理チームから設計チームへの異動が大きかった。入社8年目のことです。フィード設計…全体計画の次に来る基本設計ですね、この実務スキルが身に付き、技術の幅が広がりました。

C.N

監理も設計もやるか、監理のエキスパートになるか。一人ひとりのキャリアの志向性や事業所によって個性が出ますよね。

T.K

事業所の面白いところです。個人的にすごくよかった。この時期には監理技術者資格も取得し、晴れて案件リーダー(管理技術者)にもなれて、ますます自信に。

C.N

私も8年目にRCCMを取得し、管理技術者を任されるように。確かに、あれで自信がより固まった気がします。

T.Y

RCCMに続いて技術士の資格を取られたのは1年前でしたっけね。ご本人からはおっしゃらないと思うので、これを読む人のためにあえて補足しました(笑)。それで自信の話の続きなのですが、ある程度以上の規模の案件では、幹部も出席する報告会を行いますよね。さっきの正極材プラント案件のあたりから、最後まで自分で説明しないとどこか物足りなさを感じるようになりましたね。報告中、何か付け加えようとする上司を制したこともありました。

T.K

あー、なるほど。自分が考えた内容を勝手に話さないでくださいよ、と(笑)。自信の裏返しですね。

T.Y

そんな感じです(笑)。あと、入社3、4年目ごろの若手時代と10年目前後で何が違うか、考えてみて気づいたんですが、人から何か尋ねられることが増えましたね。建築部内の一課の後輩はもちろん、二課の意匠担当や設備担当からもよく、構造設計について質問されます。

C.N

「自信を持つ」の次のフェーズは「頼られる」、かもしれないですね。土木部内は専門領域が細分化しており、橋梁担当は今3人しかいないので、内部で頼られる場面はそんなにないけど、発注元から相談を受けることはけっこう多いですよ。お客様から「この橋の補修にはどのような設計項目が必要か」とか「規格はどうか」とか。

T.K

お2人の話を聞きながら、あらためて思うのは、当たり前だけど経験を積めば積むほど仕事の幅が広がり、自信も深まるということ。私の仕事で言うと、住友化学グループ以外の業務が年々増えているのも、広がりの一例。あと、いわゆるオーナー業務も増えてきました。発注側、つまり住友化学側に立って、住友化学の工務部とゼネコンの橋渡しをするポジション。経験の蓄積が求められる仕事です。

T.Y

千葉地区の研究棟、ついに竣工しましたよね。

T.K

そうなんですよ。住化全体でも過去に例のない規模の建築物で、2019年の調査段階からオーナー側としてプロジェクトに加わり、試行錯誤を重ねて2024年6月に無事、竣工。この仕事で得たものを言葉にすれば「自信」になってしまうけど、自信の質が違うというか。自信って年々変化するよ、深まるもんだよ、と若い時に言われてもピンとこなかったと思うけど、今ならわかる。日々実感してるから(笑)

C.N

いかに住友化学に頼られているかということも含めて、深い自信が得られる会社だということは、若い人にもぜひ伝えたいですね。

03
シアテックだからこそ得られる経験や学び

価値あるキャリアを重ねた先に、
責任ある自由」が待っている

T.Y

若い人に伝えるという意味で、シアテックだからこそできる仕事、身に付くスキル、そういう話をしましょうか。建築設計で言うと、さっきのT.Kさんのお話とも一部重なるけど、幅広さですね。官公庁の一般的な案件から工場内の特殊な建築物まで、バリエーションがものすごく広い。振動解析必須の建築物とか、万一隣の建物が爆発しても安全性を保障できる建屋とか、かなりノウハウを蓄積していないと難しい案件も普通にあって、そういうのを面白がれる人にはたまらない環境でしょう。

C.N

その点は土木も同じで、公共案件も工場土木もある。時には建築部と協働することも。ちょうど今、以前に当社で設計した鉄道をアンダーパスする道路の事業が進められているんですが、地盤より低いので雨水が溜まってしまう。そのため、雨水を強制排水するポンプ施設が設置されている。このポンプ施設に新たに非常用発電設備を設けたいとの依頼があり、建築部のメンバーに設計をお願いしている。普通は外注になるところだけど、当社なら自前で完結できます。

T.K

シアテックの工事監理は究極のコーディネーターであり、ネゴシエーターみたいなポジション。グループ各社はもちろんゼネコン各社、官公庁まで、人脈の広がりが半端じゃないです。1年で名刺2箱、200枚くらいが普通になくなり、その人脈の範囲内なら何を聞かれても即答できるレベルで課題解決能力が身に付きます。人生の糧になりますよね。

T.Y

シアテックならではと言えば、過去事例が質量ともにすごいですよね。過去40年分の設計図書と計算書が揃っているし、すべてデータとして整備されています。キャリア入社の社員が「こんなにデータがあるの?」と驚いてました。

T.K

それは驚きますよ。未知の案件で煮詰まっても、過去の類似案件を探せば必ず打開策のヒントが見つかります。こんな恵まれた環境はそうそうないんじゃないですか。

C.N

工場土木案件の過去事例もかなりデータが揃っています。

T.Y

そういう環境なので、「何から調べればいいですか?」とか聞いてくる後輩がいたら、過去事例に目を通してから出直してこい!って言いたくなっちゃいますよね(笑)

C.N

厳しい先輩だ(笑)

T.Y

たぶんマジでそう思われてます。ただ同じ若手がちょっとでも前向きな姿勢を見せてくれたら、次には何も言わず机の上に参考になりそうな図面の束をドサッと。実はこれ、若手時代に先輩にやってもらったことなんですけどね(笑)。

T.K

一人ひとりの裁量範囲と責任が明確で、休みも取りやすいしフレックスもあって、いい意味で自由度が高いですよね。

C.N

フレックスは私が入社した時にはもうありましたよ。キャリアが深まれば相談されることも増えるし、裁量範囲も広がります。それは間違いない。

T.K

責任はもちろん大きいけど、個人的にはとても居心地いいですね。ほどよく挑んで、ほどよく任されて。責任ある自由、とでも言いましょうか。

T.Y

適度に放っておいてくれる職場でもありますよね。まずは任せて考えさせ、チャレンジさせる。自分的にはこの空気感も居心地よさにつながっています。

C.N

放っておくとは言っても、土木部だと週報で進捗状況を管理、つまりこの期限を超えたらまずいことになるデッドラインはしっかり押さえられているから、若手としたら安心感もありますよね。

T.Y

そこまでは程々にもがけ、と(笑)。実際、ヤバそうになったら客先の定例会に課長が来て、押さえるところは押さえてくれます。もう大丈夫、となったら来なくなる(笑)

T.K

いずれにせよ、右も左もわからない状態で放り出すことは絶対にないので、これを読んでいる皆さん、どうぞ安心してください。とにかく意欲さえあれば、いくらでも勉強できるし成長できる、そんな会社です。

C.N

そろそろまとめに入った感じでしょうか(笑)。それでは、土木設計志望の皆さんに向けてまとめます。シアテックは地域密着型でありながら、道路橋梁から河川砂防、港湾漁港まで、手がける領域の広さも兼ね備えています愛媛県で幅広い土木領域の仕事がしたい人には、当社ほどチャンスに恵まれた設計建設コンサルタントはない、と伝えたいですね。

T.Y

それでは最後に、ここまで十分に伝えきれていなかったなと思うポイントをお伝えしましょう。当社の建築設計職の面白さはさきほどお話しした通りですが、もっと上流の調査・計画段階からプロジェクトに携われるところも、シアテックならではの魅力です。

T.K

そういう点では、繰り返しになりますが、オーナー業務を担当できる事業所の設計・工事監理の独自性も、かなりのものですよね。

C.N

それなら土木も…と、話題が無限ループにはまりそうなので、この辺で区切りとしましょう。今日はお疲れ様でした。

T.K
T.Y

ありがとうございました。