今回は、弊社設計による愛媛県新居浜市別子山地区の新『瀬場橋』をご紹介いたします。
本橋は、愛媛県伊予三島市と高知県とを結ぶ主要地方道路の改良計画の一環として、旧来の橋梁を架け替えしたもので、平成15年2月に竣工いたしました。
弊社は、本橋の設計に当り、車道を形成するコンクリート部分(橋体)にPRC(プレストレスト鉄筋コンクリート)構造を採用することにより必要な強度を保ちつつ、PC(プレストレスト・コンクリート)構造に比べて約13%のコスト縮減を可能としました。
PRC構造方式は、主に日本道路公団が採用している新しい工法で、一般的に採用されているPC構造よりも、鉄筋補強されているため、PC鋼材の量を少なくできるなど、経済性に優れており、愛媛県庁の発注案件では最初の施行例となりました。
また、この工法は工場内の橋梁等の構造物に適用が可能であり、弊社は今後とも、こうしたコスト縮減につながる工法の開発に積極的に取り組んでまいります。 |