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CIATEC INFORMATION

CIATEC INFORMATION No.110

CIATEC
INFORMATION
2017年6月

No.110

お取引先様 各位
シアテック設計実績のご案内

『新居浜市営サッカー場アップ場』

 皆様におかれましては、ますますご発展のこととお喜び申し上げます。
 日頃は格別のご愛顧を賜り、ありがたく厚く御礼申し上げます。

 今回は弊社の設計により、平成28年9月に完成した愛媛県新居浜市の『市営サッカー場アップ場』についてご紹介させていただきます。

 『市営サッカー場(グリーンフィールド新居浜)』は、廃棄物処分場の跡地利用として計画され、平成11年8月に竣工しました。当社は、本施設の調査から設計まで一貫して担当させて頂きました。本施設の大きな特徴は、天然芝の2面グラウンドで、 なでしこジャパンが、2011年FIFA女子Wカップドイツ大会で優勝した際に、練習場として利用されました。本施設は、本年度(平成29年)開催される「愛顔 (えがお)つなぐえひめ国体」で、少年男子サッカーの会場として使用される事が決定しました。このため、本業務は、参加される選手が安全かつ快適に使用できるよう、人工芝のアップ場を整備することを目的に発注されました。


 アップ場の設計では、会場となる天然芝グラウンドとフィーリングが似通った人工芝を採用したり、過去の国体会場事例をもとに、手洗い、ベンチや下駄箱等のサービス施設の他、一般利用できる電源BOXも整備しました。また、廃棄物処分場跡地である事を考慮し、大学の学識経験者の指導のもと、既存サッカー場と同様、地中から発生するガス対策施設の改造もあわせて実施しました。
※ガスの発生量を計測し、人体への影響がない事が確認されています。

 改造は、地中部に埋設した有孔管でガスを収集し、地上部に設置した無孔管により、高さ4.0m以上で排気させる計画としました。人工芝は、天然芝に比べピッチが傷みづらくイレギュラーが少ないなどの利点があり、女子W杯で採用されたり、日本サッカーガス対策協会では人工芝のピッチを公認するなど、利用が広がっています。
(欠点:日を浴びると天然芝より高温となる)

 採用したのは、超耐久ポリエチレン製のロングパイル人工芝(62mm)で、ごわごわした感触だった初期のナイロン製より軟らかく、滑り込んだときの摩擦による怪我も軽減されるといった特徴があります。



 弊社は、今後とも、最適な技術とこれまでに蓄積したノウハウを活用して、地域密着型の事業展開を推進し、地域の皆様が健やかに生活できるよう、お手伝いしてまいります。

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